福祉関係者のお悩み
担当している方が認知症で身寄りがないため
契約手続きが進まず施設の入所ができなくて困っている。
担当している方が認知症で身寄りがないため
契約手続きが進まず施設の入所ができなくて困っている。
ショートステイでなんとか施設を利用されている方なんですが、ようやくそこの特養で空室が出たんです。そこに入所していただこうと思ったんですが、その方は認知症で、契約手続きがちゃんとできないんです…。
困りましたね、その方は身寄りがいないんですか?
そうなんです。なので後見しかないなと。でも、後見人を申し立てるにしても、私たちじゃできないし。困ってるんです。
本人の判断能力の程度によっては、本人が申立てをすることも可能ですが、ご本人が意思疎通ができないようであれば、ちょっと厳しいかもしれません。もしくは、四親等内のご家族をなんとか見つけ出して、申立てしてもらう方法もありますが。縁が遠いと協力してくれる可能性が低いので、慎重にことを進める必要があると思います。
わかりました。まず、ご本人に申立てができるかごどうか、医師の診断書を取り寄せようと思います。
そうですね。相談員を派遣しますので、ご本人と面談して意思を確認できるか一緒に検討してみてください。
ありがとうございます。
では、診断書ができた頃に来ていただけると助かります。
それと、いま、施設でその方の通帳を預かっているらしいですが通帳の管理や費用の支払はどうなるでしょうか?
あまり好ましくない状況ですね…。後見人が責任をもって保管します。費用の支払は、本人の財産の中から確実に後見人が支払います。
わかりました。
後見人は身元引受人や連帯保証人にもなってもらえるのでしょうか?
後見人として身元引受人や連帯保証人になることはできません。しかし、後見人が本人に代わって支払いを履行する。後見人がつけば、身元引受人や連帯保証人が不要という施設もあるので確認していただけたらと思います。
わかりました。確認しておきます。
それと…。
なんでしょう?
私の担当する利用者さんに身寄りのない方がたくさんいらして。今後今回のようなケースに陥る前に対策を練れたらと思いまして…。
そうですね、成年後見制度には法定後見と任意後見がありまして、身寄りのいない方は是非とも認知症になる前に任意後見制度をの利用を視野に入れて、今後の財産管理について考えていただきたいと思います。
たとえば、その任意後見制度についてのセミナーなどをやっていただくことは可能でしょうか?
はい、もちろんです。定期的に相談会やイベントも企画していますが、出張セミナーもリーガルサポートおおさかは承っております。
ありがとうございます。代表に確認して企画を進めたいと思いますのでどうぞ宜しくお願いいたします!
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後見人(本人に代わって財産管理や様々な手続きをする人)を選任することで、
介護・福祉サービスや施設との契約、銀行との取引、各種費用の支払い、年金の受給など、
暮らしに関わるさまざまな手続きをサポートできるようになります。
より詳しく知るには、こちらをご覧ください。